医療の現場では、医師や看護師、薬剤師など医療系の資格が無いと働けないと思われがちである。
しかし、あまり知られていないが有資格者でなくても働ける職種が存在する。
その一つが看護助手だ。
看護助手とは、看護師のサポートを行う仕事である。
主な業務内容として、リネン交換や患者のおむつ交換や着替えの介助、入浴や食事の介助等であり、患者様の身の回りのお世話を行う。
また、洋服やタオル等の洗濯や必要物品の買い出し、患者の話し相手になる、
検体や書類を他部署へ運ぶ、椅子移動のお手伝いをする等、幅広い業務を行う。
患者様と直接接する機会も多く、やりがいを感じる事のできる仕事である。
体力的には大変な仕事ではあるが、人の役に立ちたい方や細かな事に気づける方にとっては適職である。
もう一つは医療事務の仕事である。
取得してみたい資格で常に人気ランキングの上位を占めているが、医療事務の資格は民間の資格である。
従って、医療事務の資格が無くても医療機関で働くことは可能なのである。
ただし、医療事務は一般的な事務の仕事とは異なり、診療報酬やカルテの管理、会計等の専門知識が必要だ。
なので、働くにあたっては一般的な事務作業の知識の他に、これらの専門知識を得ておく必要がある。
その他に、患者や面会の家族を送迎する送迎バスの運転手のお仕事や、施設管理を行う用務員としての仕事が存在する。
医療系の資格が無くても、意外と医療機関で働く事ができるのである。